出版社内容情報
大事を成した男たちは逆境のなかにあっていかに生き、周囲の人々に何を遺したか。戦後日本を築いた本物の男たちの生き方その人生
内容説明
やさしく、楽しげに生きる今日の日本を築いた男たち。
目次
三度死にそこなった話 田実渉
軍事裁判で学んだこと 北島織衛
父“山口判事”の生と死と 山口良臣
こうなりゃ90まで生きる 古今亭志ん生
わが父・石坂泰三 三浦智子
父よあなたは強かった 金田一春彦
わが闘争新日鉄を追われて 藤井丙午
ノーベル賞の赤チョッキ 菊池誠
匿名への情熱 楠田実
96歳のお正月 熊谷守一
90歳でもゴルフはできる 出光佐三
浪人学あるいは老人学入門 扇谷正造
われアフリカで「酋長」になる 竹井清
唐牛健太郎の壮烈な戦死 島成郎
決断の条件は小心・大胆・細心 平岩外四
社長交替を決意したとき 山下俊彦
幽囚137日の真実 若王子信行
科学は芸術である 利根川進
「日曜日のない父」土光敏夫 土光陽一郎
若王子信行最後の名刺 加藤仁
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayano
1
定年が55歳だった頃の本。 何人かは寄稿じゃなくてインタビューを基にした内容だけど、聞き手が浅利慶太とあって時の流れを感じた。浅利慶太氏も故人なんて。 働き方改革とは真逆な時代に活躍した人たちだけど、使命感や信念を持って仕事に取り組んだ方たちの業績ではなく情熱が垣間見れる本。2019/09/30
夢仙人
0
いろいろと参考になり、思い出すことがある。2014/02/01
呑司 ゛クリケット“苅岡
0
城山三郎の選ぶ40人から山口判事、石坂泰三、扇谷正造、利根川進、若王子信行、楠田 実が、印象に残った。城山の目にかなった訳を探しながらに読書となったけど、彼等の愚直な使命感を感じるものの、徳目を理解することは出来なかった。昔の偉人伝を読むたびに現代人の人材の薄っぺらなこと、貧困なことを感じるのは、齢のせいか。上を未だ読んでいないので、読んでみたい。2020/10/30