出版社内容情報
文学、絵画、音楽、そして社会…。戦後四十五年の混乱した日本を根柢的に見据える柔軟な感性と熟成した文明観。芳醇なるエッセイ集
内容説明
冷静沈着なる批評眼と温厚なユーモア。混乱した日本を凝視する揺ぎない視座。最新随筆集。
目次
短篇の愉しみ
日本語の行方
好きな詩
風の姿
大仏次郎氏の人と文学
本の置き場所
絵画とパン
チャプリンの死
追悼マリー・ベル
私のきいたジャズ
執着について
日本人と朝鮮人
ついの棲み家「東京」
比叡山記
痛みの記憶〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Holden Caulfield
4
著者によって「エッセイ」と「随筆」との表現に分けるとするならば、安岡章太郎に対しては「随筆」と表現した方が、しっくりする、 安岡章太郎は、特にお気に入りの作家ではないが、 総合的に作家のエッセイ&随筆はハズレが無く読んでいて楽しいし勉強にもなる、 2017年4月14日 読了 文春文庫 1994年2月10日 第1刷版 頁17行 302頁2017/04/14
Gen Kato
0
軽みはあるけど、浅くない。日常を描いても、凡俗に堕さない。対象をすくいとるまなざしがまさに「文学者」なんですね。マイベストはユーモアあふれる「犬の愛情」。2014/02/24
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