レナード・バーンスタイン

レナード・バーンスタイン

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  • サイズ B6判/ページ数 493p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163444208
  • NDC分類 762.53
  • Cコード C0073

出版社内容情報

指揮者にして作曲家。楽壇に君臨する"最後のマエストロ"の実像をホモ、近親相姦などタブーにもあえて踏みこんで描く、野心的伝記

内容説明

比類ない才能と限りを知らぬ情熱。みずから神になろうとするかのごとき天才音楽家に生涯つきまとった分裂の苦悩。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひばりん

10
20世紀のクラシック音楽は、大略すれば、セリエリスムが起こり、その反動・折衷主義が各国様々な形で試みられたということだと思っている。アメリカの場合、バーンスタインという、シェーンベルクを全く信奉しない人物が帝王の座についたことにより、ヨーロッパの権威から(よく言えば)自由な現在のアメリカン・クラシカルが成立したのだろう。それにしても本書が描くバーンスタインは、矛盾と虚栄、自己顕示欲と巨大性欲、そして暗譜と初見能力で組み上げられた怪物である。「日本には武満徹がいて良かったね」と一先ず述べておくとしようか。。2021/03/04

shostakovich

0
音楽家の評伝の類は、記述が客観的であればあるほど、死後に出版されるのが一般的でしょう。大きな業績を築いた大家なら尚更(今、私の念頭にあるのは N・ケニヨン著『サイモン・ラトル―ベルリン・フィルへの軌跡』)。本書は、87年に原書が出版された際、音楽業界内では知られていたこととはいえ、バーンスタインの同性愛問題を真正面から取り上げたことで注目を浴びました。良かれ悪しかれ、本書は個性的であるとはどういうことかを教えてくれます。才能はあっても、このような個性的な音楽家はもう二度と現れないでしょう。1999/01/01

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