バロン滋野の生涯―日仏のはざまを駆けた飛行家

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バロン滋野の生涯―日仏のはざまを駆けた飛行家

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163440408
  • NDC分類 289
  • Cコード C0023

出版社内容情報

パリではコンサート三昧、操縦席では巻煙草。第一次世界大戦で活躍した日本人貴公子が母国の空に描いた、はたせなかった夢の軌跡

内容説明

1910年、一人の日本人貴公子が、当時の航空先進国であったフランスの地を踏んだ。操縦術を習得しながら、自ら設計した滋野式「わか鳥」号を製作してパリの新聞に絶賛される。帰国して軍の操縦教師を勤めたが、体面と昇進をかけた軍人との確執から辞職。再び海を渡り、第1次大戦下のフランス軍に従軍する。対ドイツ空中戦の一級パイロットとしてレジオン・ドヌール勲章を授与された。戦場においてなお優雅なふるまいは、キャピテーヌ(大尉)としてよりバロン(男爵)として親しまれ信頼された。

目次

初恋
滋野式「わか鳥」号
フランス陸軍従軍
N26鴻中隊
挫折