出版社内容情報
「週刊文春」創刊30周年企画「私の昭和史」応募総数2543篇の中から選ばれた21歳から82歳までの百人がつづった「草の根昭和史」
内容説明
平成の時代にふりかえる激動の昭和の日々…。「週刊文春」創刊30周年企画に寄せられた応募総数2543篇。その中から選ばれた21歳から82歳までの100人がつづった草の根“私”昭和史。
目次
昨日の敵は今日の友
伯爵家で迎えた昭和
私の昭和の二大事件
戦争中の日記
神風号勇者の涙
サウィンコ大尉の勲章
スターリンの死
私の2・26事件
アメリカ人との出会い
2・26事件と秩父宮〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nota
2
一九八九年十一月一日 第一刷 を読む。 ●「週刊文春」誌は平成元年に発刊30年を迎え、記念に昭和時代の体験談を読者から募集した。2,543通が寄せられ、そこから75篇を収録したのが本書である。 ●中でも『昭和天皇の「御歌」』は強烈におもしろくかった。以下に要約する。 ○昭和25年、雑誌「改造」の記者が天皇陛下に執筆してもらうことを思いつく。宮内庁で対応してくれたのは入江相政侍従(当時)。記者の申し出に一瞬絶句したが、おもしろい、陛下に伺ってみましょうということになった。(続く)2025/05/14