出版社内容情報
男はなぜセーラー服を好むか。宮本武蔵は見栄っぱりだった? 酒場で開陳すれば尊敬の的となること請合いの最新エッセイ三十四篇
内容説明
中年男はなぜセーラー服を好むのか、宮本武蔵は大変な見栄っぱりだった、文芸春秋社長と専務の若き日のマル秘エピソードなどよりすぐりの名品36篇。
目次
セーラー服
遊戯的動物
丼物への道
ガンバレ考
睡眠欲
『宮本武蔵』論
ちょっと時評的
豆腐
英雄、色を好む
ネクタイ
宴会
ジャージー島の思ひ出
300年後
7月6日のこと
酒中閑談
泣いちゃいけない
幾とせ古里きてみれば〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴリゾウ
2
女子高生のセーラー服を論じて忠臣蔵四段目に及ぶ。名探偵バーティの話から夏目漱石と吉田茂に筆が至る。アッと驚くような、縦横自在の語り口、そして気品とユーモアがただよう名文。お洒落で粋で、ウンチク深い、ご存知丸谷エッセイは、いよいよ磨きがかかって、読みすすめるのが惜しくなるほどです。『カバー』 #18022004/12/26
mametoume
1
図書館の除籍本を頂く。二度目読了。短編のエッセイ集だが、かなづかひ、がこんな風なので不思議だ。飼い猫が闘病中時に難しい本が読めなくて、こちらを読んでみた。2020/02/12