出版社内容情報
一つの企業を作っていく熱気、先を見越した企業戦略…新しい感覚の持ち主たちが作って成功したアスキーの誕生からの軌道を辿る
内容説明
マンションの一部屋からスタートし、わずか10年で世界に知られる企業となったコンピューター関連会社「アスキー」の足跡をたどりつつ、その成功の秘密を探る。
目次
第1章 新人類企業の誕生(製品説明に行き床で眠る;「マイコン」―革命か進化か;“異能児”西という男)
第2章 パソコン文化誌『ASCII』の創刊(本の重みで床を抜いた下宿;素人による狂気の創刊準備;講演依頼の電話に「バレたらまずい」)
第3章 マイクロソフトとの提携(マイコン時代を先取り;ビル・ゲーツとの出会い;単行本出版へ第一歩)
第4章 パッケージ・ソフトへの展開(マニアを缶詰めでゲーム作り;“西流”人材獲得術;初の統一規格「MSX」現る)
第5章 「MS―DOS」の出現とIBMの波紋(キルドールの失敗;アスキー一本化体制としのび寄る予感)
第6章 提携解消と半導体事業の展開(西のいらだち;「システム・ロジック」の時代へ;「パソコン通信」でも先鞭;パソコンの未来像はデジタル・テレビ電話)
アスキー年表