朝鮮王朝最後の皇太子妃

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朝鮮王朝最後の皇太子妃

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163424309
  • NDC分類 288.492

出版社内容情報

日本は大韓帝国を併合し婚約者門甲完を無視して皇太子を梨本宮方子と攻略結婚させた。日韓激動の昭和史を生きた二人の女性の運動

内容説明

大韓帝国併合を強行した日本は、朝鮮王朝の李垠殿下を人質として留学させた上、婚約者を無視して日本の王女と政略結婚させた。日本を恨みつつ一生独身を通した閔閨秀。日本の皇太子妃候補から朝鮮の皇太子妃へ、王妃から平民へ、日本人から韓国人へとなった李方子女史。日韓の厳しい時代を生きた二人の女性。

目次

第1章 李方子女史(楽善斎の妃殿下;伊都子妃の厳しい躾;新聞で知った婚約発表)
第2章 人質としての皇太子(大院君と閔妃;閔妃暗殺事件;大韓帝国の誕生;皇太子垠と伊藤博文)
第3章 揀択と破婚(皇太子の婚約者;婚約破棄)
第4章 李太王の急死
第5章 上海亡命(父の死;金圭植の訪問)
第6章 王子晉の死(結婚式;初めての帰国;宮中の生活)
第7章 英親王拉致計画(朝鮮王朝最後の王;ヨーロッパ旅行)
第8章 亡命者の煩悩
第9章 日本の敗戦(宇都宮時代;創氏改名)
第10章 初めての雑踏(朝鮮王族の処遇;敗戦直後の日常)
第11章 わが青春を返せ
第12章 垠の怒り(臣籍降下;玖のアメリカ留学;李王家東京邸)
第13章 56年目の帰国
第14章 閔甲完の死
第15章 金婚式(永遠の平安;慈恵学校と明暉園)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

若黎

6
図書館本。2023/08/14

Mana

4
この間読んだ李方子の伝記よりも朝鮮に関する記述が多くためになった。まだ関係者が生きていた時代で、直接会ったり話を聞けたりする強みも感じる。これを参考文献にしていたのだから当然といえば当然だが、この間の伝記と印象派似たような感じ。終戦直後のゴタゴタは、批判ももっともだけど、そんな覚悟をいきなりするのは難しいと同情もする。ひとつだけ、何十年も経っても韓国語がカタコトなことを李方子さんの覚悟の不足みたいに書かれているが、語学は増えてな人は本当にできないものだから、と勝手に同情してしまう。2022/10/31

sodium hydride

2
「日本の一番長い日」の御前会議のメンバー表を見て「なぜ、韓国人?」と不思議に思った。それが李垠王だった。◆著者は数年かけて方子さんに取材していようだけど、不即不離な立場で書かれている。批判すべきところは批判している。◆だから「ネトウヨ」「ブサヨ」のいずれにもお勧めです。←というのは、半分冗談ですが半分本気でもあります。2013/04/30

Yoshiteru Hayashi

1
本日読了しました。朝鮮王朝は1392~1910年まで508年間続き27人の王がいたのですが、王朝を滅ぼし日本が植民地化しする過程で、閔妃の暗殺や日本の皇族との強引な結婚(梨本宮万子と英親王)など様々な事件や歴史があるのですが、大量の資料や関係者への取材を軸にまとめられた壮大なドキュメント。学ぶこと大で圧巻です。2019/04/04

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