「戦前」という時代

「戦前」という時代

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163418209
  • NDC分類 914.6

出版社内容情報

世に流通する「良心的」なる語のいかに「良心」と違うかを鋭く衝いた表題作をはじめ、名コラムニストの真骨頂を示す激辛エッセイ16篇

内容説明

胸のすく切れ味!世に流布する「戦前」観の虚偽を鮮やかに衝いた表題作ほか15篇。超辛口エッセイ集。

目次

棚のとりっこ(向田邦子一周忌;金語楼;棚のとりっこ;日本児童文庫;模範家庭文庫)
大寺学校(歌舞伎;前進座の子供たち;大寺学校;東亰時代)
良心的(宴会;順番;質札;良心的;応酬)
明治の語彙

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

奥澤啓

21
アマゾンの紹介文に「超辛口」とある。山本夏彦を読んで辛口と感じる人とそうでない人の二種類いるのだろう。「戦前というまっ暗な時代があって、それが十五年も続いたという文化人や史家がある。十五年というのは昭和六年の満州事変から数えて昭和二十年までのことだろうが、その間ぢゅうただまっ暗だったいうのは間違いでなければうそである」ではじまる「戦前という時代」。戦前観の虚妄をついてあますところがない。こういう文章の気合いで読まされてしまうようなものを 達意の文という。「明治の語彙」。明治の文章、言葉へのいい案内である2014/12/11

dart

0
3.5+2010/12/09

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