「マルサの女」日記

「マルサの女」日記

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  • サイズ B6判/ページ数 439p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784163414102
  • NDC分類 778.21

出版社内容情報

脱税摘発の超プロフェッショナル集団国税局査察部の女性査察官をヒロインにした「マルサの女」のスリリングな取材日記を大公開!

内容説明

こんなに分厚い本を作るつもりはなかったんですがね。取材から脚本、キャスティング、ロケハン等諸準備、クランクインからアップまでの全撮影日記、それに仕上げまで入れたらこんなになってしまった。映画って大変なのよ、やっぱり。

目次

日記まで
準備
撮影
仕上げ
公開へ
シナリオ

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayan

25
幼少時にテレビで目にした本映画のワンシーンに異常な迫力を感じ、見ては聞いてはいけない、理由もなく背徳感を持つ。お札の質感が生々しい、その場面こそ権藤(山崎努)の名セリフ「コップの水…」のそれだった。想いれある映画も倍速視聴が当たり前のいま見るのが億劫に。なんだかなあと思った矢先、35年前の本書が新着図書として内部通知あり。直筆のシナリオパートも非常に面白が「査察が入ってのびなかった会社はない」を謡う取材日記が別格。特に現役の査察部幹部の人間語りは濃厚な昭和風情を漂わせるも令和にない迫力と豪快さがあり痛快。2022/12/27

ふう

11
伊丹の書き込み付き完成台本だけでも読み応えたっぷり。キャスティングやロケハンの裏話も興味深く、思わず本片手にまた映画を再鑑賞。あれが大地康雄じゃなく川谷拓三だったら…つか大地康雄の「安全靴」の件はほんと良い。名取裕子には何役を当ててたんだろう…ケンもホロロに断ったっつう先見力の無さに苦笑。「リズミカルでいながら邪悪で裏世界的」な本多俊之の曲はほんと秀逸だよなーなどなど。「映画的なリアリティ」にこだわったまさにエンターテインメントな映画だったことを再認識できる一冊。これDVDとセットで売るべきだ。2012/09/25

ふう

8
再読して感じたのは構成的には「お葬式」日記の方がよかったこと(最初に台本、で次が日記って方が)。けど脚本に伊丹の書き込みあるのは◎。削られたセリフや追加されたシーンが一目瞭然でとても興味深かった。セリフの語尾の一文字を変更することによってどこまで変わったんだろう、どの時点で変えたんだろう、俳優の演技を観て変えたんだろうか?など想像が膨らむ。改めて読むとキャスティングNGが面白い(理由書かれてないのが特に)。日記シリーズ、他にもあるんだっけ?あれば読みたいなあ。2023/07/22

fukui42

5
よくここまで事細かに書いてたな!。映画を見たのは多分30年くらい前だけど、読みながら映像が脳内に浮かび、あのアルトサックスがぐるぐる回る。2時間ほどの映画を作るまで。いやー知らないことばかりで読む手が止まらない。結構分厚かったのに。伊丹監督作品はサブスク・配信がないので、本書と合わせて昭和の終わりを感じさせる貴重な1冊。映画好きにはたまらないです。2024/08/08

桑畑みの吉

2
映画『マルサの女』の企画から完成までを日記形式でまとめた本。監督自身の書き込みが入った台本も収録している。映画本編同様とても情報量の多い書籍となっている。配役のトラブルを俳優の実名を挙げて書いてある点が面白い。俳優、セット、小道具、ロケーション、照明…画面の全てにこだわる姿勢は凄いの一言。水槽のピラニアの動きが気に入らないと嘆いているのには笑ってしまった。しかし撮影技術や編集の話題など素人読者の私にはその意図を理解できず読み物として退屈に感じられる部分もあった。2019/11/02

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