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出版社内容情報
ピュリッツァー賞受賞記者が二年を費して米ソ日韓を徹底取材、CIAを怒らせたほどの詳細な事実暴露によって大韓航空機撃墜事件の真相を描く衝撃のドキュメント
内容説明
アメリカはいつ、いかにして事件をキャッチし、そのときレーガンは何をしたのか。レーガン政権とNSA(国家安全保障局)のあいだにどんな駆け引きがあったのか。日本は事件でどんな役割を演じたのか。そもそも大韓航空機はなぜコースを逸れたのか。ヴィヴィッドに描かれる権力の構図。数々の新事実と大胆・明晰な推論。米ソ韓日4ヵ国を徹底取材すること2年。国家機密の壁を破って真実に迫る!
目次
第1章 事件の背景
第2章 情報
第3章 国際政治の駆け引き
第4章 死への旅立ち
第5章 事件の波紋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sasha
3
1983年9月1日未明。サハリン上空で起きた大韓航空機撃墜事件でアメリカが繰り広げた情報戦を中心に追ったノンフィクション。「人は見たい現実しか見ない」と言ったのはカエサル。この時のアメリカ政府がまさにそれか。自分たちに都合の悪い情報は握り潰し、ソ連批判を繰り広げ、レーガン政権の求心力を取り戻そうとした。勿論、民間機であることを確認しなかったソ連には多大な罪がある。だが、情報を加工し、歪曲したアメリカにも罪はあるんじゃないのか。当事者である韓国はカヤの外になってるよ。2014/11/22
Ryan
0
80年代の出来事だが、細部に亘る検証が面白い。政府の対応含め。色々と考えさせられる出来事だね。2016/05/24