一俳優の告白―ローレンス・オリヴィエ自伝

一俳優の告白―ローレンス・オリヴィエ自伝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163404509
  • NDC分類 772.33

出版社内容情報

現代最高のシェイクスピア役者映画スターとしても高名な俳優が三人の妻とのロマンス、モンロー、チャップリンらとの多彩な交友、演技論、芸術論を自在に語る好著

内容説明

率直・大胆に吐露される嫉妬・功名心、セックスの妄執。思いやり深く、ときに冷めて追想されるヴィヴィアン・リーとの〈世紀の恋〉。衒いと韜晦もこの人らしく〈告白〉の題に愧じぬ話題の書

目次

第1章 そのはじまり
第2章 揺籃から聖歌隊へ
第3章 粗雑な素材のままで
第4章 くすぐりとクスクス笑い
第5章 新しい妻、新しい世界
第6章 召集
第7章 就職と失職
第8章 ごった煮の50年代
第9章 一歩後退二歩前進する熱
第10章 王子と踊り子
第11章 海による変化
第12章 60年代のはじまり
第13章 ナショナル・シアター発進
第14章 ナショナルだがヴェルヴェットではなく

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaoru

21
名優オリヴィエの自伝。端正な容姿と卓越した演技力でイギリス演劇界随一の存在だった人。文章も実に凝っている。幅広く活躍しただけにチャーチルやマリリン・モンローなど登場人物も華やか。彼と対等になろうとして精神を病んだ妻ヴィヴィアン・リーについてあからさまな記述があるが、自分の嗜好については匂わすだけなのは俳優の性か。ヴィヴィアンと離婚後、再婚して三児を得た。一代貴族の称号を得るなど栄光に包まれた人生で、晩年にはハリウッドの大作(愚作)にも出演。だがスクリーンでの彼は気品あるイギリス紳士の典型だった。2020/07/13

印度 洋一郎

2
英国劇壇の至宝と呼ばれた名優の自伝。読んでいると、あれほどの名優にして、貴族に叙された人でも、やっぱり舞台だけでは生活が苦しいのだなぁということ。ヴィヴィアン・リーと共演した「ロミオとジュリエット」全米公演のために二人で色々ハリウッドで映画に出たが、そこで稼いだ資金は舞台の失敗で失い、イギリスへの帰国費用を賄うために英国応援映画「美女ありき」へ出演したという。ヴィヴィアン・リーとの関係は意外とあっさり書いてあり、自身がバイセクシャルである事も書かれた時期(1980年代)を考えると、案外あっさり書いてある。2022/06/15

Gen Kato

1
オリヴィエって意外にユーモラスなヒトだったんだな、というのが最初の印象。映画で演技する姿しか観ていませんが、真面目な役柄が多かった(『嵐が丘』『レベッカ』『ハムレット』など)せいか… 今やかなり知られるようになったご自身の性的嗜好についてもさらりと触れています。2014/07/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1909176
  • ご注意事項

最近チェックした商品