出版社内容情報
日本とロシアは、その出会いから不幸な誤解を積みかさねてきた。歴史をふまえて、この重い隣国の本質に迫り、そこから両国の未来への道を模索した秀逸なロシア論
内容説明
この巨大な隣国をいかに理解するか。長年、ロシアに対して深い関心を持ちつづけてきた著者が主に日露関係史のなかから、鮮やかなロシア像を抽出する。
目次
ロシアの特異性について
シビル汗の壁
海のシベリア
カムチャツカの寒村の大砲
湖と高原の運命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
suntalk
3
再読。昔、著者の『坂の上の雲』『菜の花の沖』を読んだ後(約40年前)に発行されたこの本を読んだ記憶がある。ウクライナ戦争が勃発後、田舎に帰省した折に本棚で見つけ、読み始めてみるとほとんど内容を憶えていないことに気が付いた。シベリアを中心としたロシアの原形が語られていくのだが江戸時代に日本にやって来るレザノフやプチャーチン等の逸話が面白かった。特にほぼ同時期に日本にアメリカとロシアからやって来たペリーとプチャーチンの対比は興味深いものだった。プーチン大統領の目指しているのはロシア帝国の復興なのかもと思った。2025/08/03
孤灯書屋
0
⭐️⭐️⭐️⭐️2023/08/04
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