花の鎖

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163299709
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

元英語講師の梨花、結婚後、子供ができずに悩む美雪、絵画講師の紗月。3人の女性の人生に影を落とす謎の男「K」。感動のミステリ。

内容説明

毎年届く謎の花束。差出人のイニシャルは「K」。女たちが紡ぐ感動のミステリ。

著者等紹介

湊かなえ[ミナトカナエ]
1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第二十九回小説推理新人賞を受賞。同作を収録したデビュー作『告白』が08年「週刊文春ミステリーベスト10」で一位となり、09年、第六回「本屋大賞」を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

455
いつもの毒を期待して読み出すが、毒の少ない作品だった。『梅香堂』の‘きんつば’がキーワードのように繰り返しでてきて、花、雪と月の話が、パラレルに進む。最後に、花、雪、月の話が、どのように収束するのかと、期待しながら読み続けたが、途中でパラレルではなく、シリーズな話だと気づき、『花の鎖』は何年もにわたってかけられた鎖だとわかった。そして最終章では、それまでの各章は、花、雪、月の話の順番が、時系列にそった雪、月、花の順番に変わり、見事に『花の鎖』がつながった。毒だけでなく、このような湊作品もいいと思う。2012/09/13

射手座の天使あきちゃん

411
一人語りで、行き交う手紙でと毎回趣向を凝らした湊さんの構成力に今回も脱帽です! 「雪・月・花」美しい文字を持った三人の女達の人生は・・・ あぁ!そこで花の鎖が繋がるのかと納得です、謎の人物「K」は・・・ なるほどね これはラストまで一気読み必至ですよん♪ ご堪能あれ!(笑)2013/02/11

takaC

380
なるほど!上手い。キレイ。お見事!セカンドステージ始動、納得。2011/05/31

ダイ@2019.11.2~一時休止

348
湊さんらしい話の進め方で面白い。しかも、珍しく読後感もそんなに悪くない。2013/08/19

風眠

328
絡まった鎖をほどくのは、かなり大変だ。もう面倒だから切ってしまいたい、そう思っても、簡単に切れるものでもない。目に見えない鎖ならば、どうだろうか。憎しみや怒り、どうにもならない現実、そして愛のゆくえ。そんな諦められない心や許せない心が、ほどけない鎖を絡ませてゆく。何年も花を送り続けるKという人物、Kの正体に薄々気づいている祖母、Kの正体を知っていた亡き母、そして、Kの正体を突き止めたい娘。長い長い時を経て、明かされた真相。暗く垂れ込めた雲が晴れ、夜明け前の「未明の月」が、心をそっと照らしてくれますように。2010/12/08

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