ロードサイド・クロス

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 503p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163297200
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

その少年をネット上でバッシングした者たちの命が狙われている。尋問の天才ダンス捜査官が狡猾な犯罪計画に挑む。巨匠の最新傑作。

内容説明

尋問の天才キャサリン・ダンス、ネットにひそむ悪意に挑む。陰湿なネットいじめに加担した少女たちが次々に命を狙われた。いじめの被害者だった少年は姿を消した。“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスが少年の行方を追う一方、犯行はエスカレート、ついに死者が出る。犯人は姿を消した少年なのか?だが関係者たちは何か秘密を隠している―。幾重にもめぐらされた欺瞞と嘘を見破りながら、ダンスは少しずつ真相に迫ってゆく。完全犯罪の驚愕すべき全貌へと。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

104
ダンスシリーズ2冊目。前半のテンポの悪さは何だろう。ネット上での悪意も、現代においては平坦。トラヴィスのインパクトも弱く、サスペンスに欠ける要因。エンプティチェアの昆虫少年みたいな造形がされていればまた違ったはず。後半にいくにつれて面白くなり、特にオニールの役回りが良かったが、ここでもやはりアンの存在が空気過ぎて盛り上げきれていないのが残念。キネシクスの活用場面はどんどん減少。ダンスの強みはキネシクスではなく「AからBへ、跳んでXへ」というフレーズを刷り込む事で、論理の飛躍を不自然に感じさせない事だ。2016/06/05

財布にジャック

99
やっぱり、こいつが犯人かぁと珍しく犯人は当てられましたが、そこへ行くまでに二転三転してさすがにディーヴァー作品らしいひねりの利いた謎解きでした。「ソウルコレクター」と同じようにこのお話にもインターネットが深く関わっているので、読み終えてからネット上に書き込みをするのはかなり怖いと感じてしまいました。リンカーン・ライムも好きですが、キャサリン・ダンスは同じ女性として、応援したくなります。今後も彼女の活躍を見守り続けます。2012/01/15

GaGa

79
前作とは違い、犯人側の視点を入れないこのスタイルはライムシリーズとの棲み分けが出来て良い。ダンスの活躍も今回は序盤からスタート。さらには前作に纏わるもう一つのミステリー(続けて読んでよかったとつくづく思った)が並行して進行し、緊迫感を増している。ただ登場人物リストへの掲載は難しいねえ。終盤に到るにつれわざわざこの人の名を載せる意味は?と思い、やはり本筋にに関わるのだと思うとやはりそうだった(苦笑)やはり、オニールとの関係よりも、オーヴァービーとダンスがさりげなく散らす火花が好き(笑)2011/02/28

よむよむ

71
シリーズ2作目。ネット上で攻撃された少年が道端に十字架と花束を置くとき、また人が襲われる・・・前作よりパワーアップしていて、素直に面白かったです。まあ偉大なるマンネリとも言えなくは無いのですが、それでもガッツリ引き込まれて読まされるし騙される。それにしても『DQ』とやらはスゴ~イ!まったくゲームをしない私もちょっと興味を惹かれました。実際にも似たようなものあるんでしょう?子どもたちが夢中になるはずだね。あと、最後のイーディの子育て論にはハッと胸を突かれ、何度も読み返してしまいました。さて、ライムの新作は?2011/03/07

藤月はな(灯れ松明の火)

57
「ソウル・コレクター」のテーマが色濃く、出た作品。匿名での誹謗中傷や匿名と安心し、個人情報の洩らすことの恐ろしさが今もインターネットにお世話になっている身としては身近で怖いです。オーヴァービーって実際、いたら人に対しては鈍感なために部下から陰で総スカン喰らうような人物なんだろうけど何かと匿名性を盾に取り、「自分こそ正義だ」というような自惚れや本心が見えない嘘つきよりは余程、我慢できると思います。実は前回からのあの人のキャサリンに対する心持に「おやっ?」と思っていたのでまさかの展開に思わず、顔が綻びました。2012/08/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/651857
  • ご注意事項