Iターン

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163294605
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

単身赴任の狛江を待ち受けていたのは、借金地獄とヤクザの杯。修羅場を踏みまくった平凡なサラリーマンが到達した“タフ”な境地とは。

内容説明

リストラ寸前、片道切符の単身赴任、待っていたのは借金地獄とヤクザの杯。悲惨、凄惨のち爆笑。なぜか元気がわいてくる新感覚リーマンノワール。

著者等紹介

福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年福岡県北九州市生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て、作家活動に入る。『すじぼり』で第10回大藪春彦賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

176
ノワール・コメディとでもいいましょうか、アップテンポのドタバタ劇でひたすらスピード感満点で突き進んでいき、アッという間に読了でした。第1章のツイてなさ具合といったら、それはもうハンパなくて読むのがツラくなるくらい、主人公が窮地に追いやられます。でも、そんなどん底の状況下でも、どこか逃げ道を求め、彷徨っていく主人公に痛々しいながら憎めない共感が生まれてしまいました。『すじぼり』も同作者さんの極道モノではありますが、それほどシリアスでもないので楽しく読み進めていけると思います。意外とミステリーでもありました。2014/06/22

ゆみねこ

62
業績不振の広告代理店の男が北九州支店に単身赴任。そこで巻き込まれたのはヤクザの抗争?!ドタバタしながらもラストはハッピーエンドでした。しかし巻き込まれすぎでしょ(笑)2017/11/02

B.W.

27
ビックリするほどの災難の連続。物語の2/3まで良い事無しの主人公。最後バタバタと逆転劇を演じて、無事(?)Iターン。予想どおりの展開ですが、飽きさせず、一気読みできる良質なコメディ作品。本人が望んだわけではないけれど、最大のピンチを救ったのは、長年奉仕してきた会社ではなくヤクザ。会社は決して守ってくれません。2011/01/31

nyanco

17
必死になればなるほど、どんどんと深みにはまって、ちょっとした気の緩みからヤクザと関わりを持ってしまい、そこからは堕ちる堕ちる、どんどん堕ちる。人ってこんなにもドンドンと深みにはまっていくんだな~と、この展開が面白かった。一体、狛江はどうなってしまうのか、遂に借金で身を滅ぼすのか、船に乗せられるのか、海に沈められるのか…、それとも彼自身がヤクザ稼業に…?タイトルで狛江の顛末は解ってしまうのですが、なかなか面白かったです。北九州ってこんなに怖いの~!?(北九州在住の方、ゴメンナサイ)続→2010/09/08

まつじん

15
やくざと広告屋の・・・ファンタジーかな。広告業界ってそんな世の中をなめた様なお仕事だったんですね~ラストで東京に戻るんで、ターンな訳か?プンスカプンプン!!!2011/09/19

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