ボーダー―ヒートアイランド〈4〉

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163291505
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ファイトパーティを主催するチームを解散して3年。東大生となったカオルは自分たちの偽者の存在を知り、アキに接触をはかるが…。

内容説明

渋谷でのあの事件から3年。チームを解散し、別の道を歩み始めていたアキとカオル。ところがある日、カオルは級友の慎一郎が見に行ったイベントの話を聞いて愕然とする。それはファイトパーティーを模したもので、あろうことか主催者は“雅”の名を騙っていたのだ。自分たちの過去が暴かれることを恐れ、カオルはアキに接触するが―。

著者等紹介

垣根涼介[カキネリョウスケ]
1966年、長崎県生まれ。筑波大学卒。2000年、『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読売賞をダブル受賞し、デビュー。04年、『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞をトリプル受賞、05年、『君たちに明日はない』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuna Ioki☆

58
1423-119-26 ヒートアイランドシリーズ第四弾。完結かな。懐かしの旧雅の幹部勢揃い。アキはもう彼らとは交われない。仲間とのお別れに相応しい一作。「午前3時のルースター」なる作品を読まないといけないらしい(笑)2016/05/10

Rey

57
仕事終わりから数時間であっという間に読了、面白かった。1作目の雰囲気に戻ってるね。どちらかというともっとハードな内容が好みではあるが、これはこれでよかった。2013/06/06

ehirano1

53
再読では哲学的な箇所をじっくり楽しく読めました。E.W.サイードの箇所はまだよく理解できていませんので原書に当たるしかないと思っています(余計わからなくなる可能性もありますが・・・)。松原については柏木真一のようにそのうちどこかで再登場するのではないかと思って楽しみにしております。最終貢の”非課税の金持ち”には吹きました。2016/05/21

大地

41
ヒートアイランドシリーズ。久々にカオル登場。アキとカオル、置かれている立場が大きく変わり、昔のようにはいかないが、2人の絆が見えたりして良かった。最後に雅のメンバーが揃ってのラストナイト。カッコよかった!!ヒートアイランドを読み返したくなった。カオルの今後が気になる。2014/04/12

再び読書

40
午前三時のルースター」と「ヒートアイランド」が合作。テンションは上がらざるを得ない、一気読みです。東大に進んだカオルと慎一郎、お互いの過去の影に共感していく。そこで、偽ファイトクラブ騒動、その上ビンタの章が絡む。垣根氏ファンならジャブならぬKOフックの連発に、ノックダウン必至の展開です。言葉も批評も要らないファンは読むべし。2012/11/03

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