オリーブ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163289700
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ある日突然、消えた妻。跡を辿ろうとする夫は、2人の婚姻届すら提出されていなかった事実を知る。彼女は一体何者だったのか──。

内容説明

街中で喪服姿の妻を見かけ不審を抱いた慎一は、弔われた故人の名が、結婚前の妻と同じ「斉藤響子」だったことを知る。葬儀の翌日、彼女は姿を消した。慎一は響子の跡をたどろうとするが、手がかりは持ち去られるか処分され、唯一の肉親である母親とも連絡が取れない。さらに、そもそも二人の婚姻届すら提出されていなかったことが判明する。彼女は何者だったのか、そして何の目的で慎一と結婚したのか―。(『オリーブ』)。

著者等紹介

吉永南央[ヨシナガナオ]
1964年、埼玉県生まれ。群馬県立女子大学文学部美学美術史学科卒業。2004年、「紅雲町のお草」で第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

99
短編集。初読み作家さん。日常の謎っぽい感じかな?。不在が一番良かった。2017/11/19

takaC

99
昭和風味満載でした。フロッピーディスクが出てくる話なんて久しぶりに見た。2016/03/12

もりやまたけよし

63
どの短編も、途中までしんみりと読み進めるが、突如深みにハマったかのような事件に巻き込まれる。そこがこの作者の特徴で事件解決後にまたしんみりしてしまう。謎解きが、メインではないので楽しく読めてしまいます。2018/03/26

ゆみねこ

53
オリーブ・カナカナの庭で・指・不在・欠けた月の夜にの5つの短編からなる。どのお話も今一つ入り込めず、私には合わないと感じました。「不在」の姉と妹、ちょっと希望がみえる終わり方でまずまず満足でした。2014/05/20

nyanco

35
夫婦や恋人、信じ愛していたその人が自分の知っている人とは全く違っていたら…。今までの暮らしが足元からガラガラと崩れ去っていく。信じていた何かを、愛していた人を、その心を…何かを失った人たちの話が続きます。どれも居心地の悪さを感じる作品ばかり。でもこの嫌な感じが何とも巧い!何故…の部分を探るミステリー的要素もあり、読者を引き込む力が凄い。このざらつく感じの短編集、オススメ!!吉永さん、とても気になる作家さんがまた増えてしまいましたw。続→2010/03/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/548147
  • ご注意事項

最近チェックした商品