出版社内容情報
定年後に千葉勝浦に移住した2組の夫婦に訪れる変化。あの日の一言からすべてが始まった。熟年世代の新しい可能性を描く話題作
内容説明
性的自由を求めた二組の熟年夫婦。それはあまりに危険な遊戯だった。
著者等紹介
勝目梓[カツメアズサ]
1932年、東京に生まれる。様々な職業に就きながら「文藝首都」の同人となり、小説を発表する。1974年に「寝台の方舟」で小説現代新人賞を受賞。深い情念を描く独特の作品世界が読者の支持を受け、バイオレンスロマンの第一人者として活躍中。その著作は三百冊にも及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろゆき
2
熟年六十代夫婦二組のスワッピングと顛末。前半がとてもおもしろく、凄い、さすがベテラン作家と思うが、途中かなり読むのが失速、割りとありきたりで終わる(途中に結末陳腐であることの弁解あり)。登場人物が自意識過剰で、物語も会話だらけになり、読むのが面倒臭くなったのは私の性格。現実との折り合いが面倒臭いから、こっそり浮気するのに、民主的にオープンにすると、こうなるのね。人生のセカンドステージだからと性的自由を叫ぶのも、登場人物の要領の良さが目立ち、それが悠々自適の生活の基礎になっているのだろうが、僕は好かん2012/12/16
栞
1
図書館本。作家名「か」の辺りに立って短編集だと思って選んだ一冊。1話読んでふーん、次、と思ったら同じ登場人物・・そこで長編だったと気付いた。気持ち悪いのに結末が気になって最後まで読んでしまった。4人の心情に共感出来るはずもなく、子供達が受け入れるとか、とことん気持ち悪かった。2020/09/19
よっしい~
1
何だか、どうでもいいような面倒くさい話だった。2013/09/25
しまねっこ
0
この本で描かれているようなことはなかなかないでしょうけど、実際の60代の方ってこんなに元気なんですかね(もちろん夜の方ですけど)。年を重ねてもそういうことに前向きになれる人は長生きできるんだろうな~。2014/06/01
おいやれ
0
久しぶりにドキドキ。2011/04/19