内容説明
走って、止めて、蹴る。頭が考えるとおりに足が動かなくても、それがサッカーや。グラウンドに転げる身体、飛びちる汗。女監督が作中でサッカー論を展開し意表をつく芥川賞候補作ほか、文學界新人賞を受賞した「廃車」を併録。
著者等紹介
松波太郎[マツナミタロウ]
1982年、三重県出身。大東文化大学中退。北京外国語大学中退。宇都宮大学卒業。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。2008年、「廃車」で第107回文學界新人賞を受賞。2009年、「よもぎ学園高等学校蹴球部」が第141回芥川賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
47
難しかった。それもそのはず(?)芥川賞クラスの小説だったのね。2013/06/09
ロッシーニ@めざせ正社員
18
タイトルからスポ根っぽい話を想像してましたが、淡々とした雰囲気があります。同時収録の「廃車」のほうが私の好みかな? 表題作は、芥川賞候補になってたんですね。そういう系統の作品を読んだのはほぼ初めてです。 2015/01/12
昼と夜
16
あ、これ気持ち悪い系だ。登場人物同士の感情が噛み合わない、上滑りみたいなかんじ?『よもぎ学園~』に組み込まれた卒論サッカー論にえぇー、ってなって、『廃車』の差別に関して捲し立てるくだりにええぇー、ってなった。何よりこの本が図書館のヤングアダルトコーナーにあったことがえええええぇーって感じだ。何を思ってその棚いれたし、某田舎の図書館の司書さん。2013/12/28
rubix56
9
短編作品が二本入っている。そのうちの一本目が本書のタイトルである。 感情移入しにくい。 伏線を回収しきれてない。 読みにくい。 客観的な説明がうまくない。 人物が説明が浅い。 根本的に面白くない。 以上がら一本目を読み終えた簡単な感想である。2013/03/17
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
9
サッカー論は必要だったんでしょうか?しかもわりとページ数がありましたが・・。お腹を叩く(?)応援の仕方もイマイチ意味が分からなかった。申し訳ないけど私には合わなかった。★★2010/01/19