内容説明
上ゲ屋、保チ屋、目付…吉原を陰でささえる異能の男たち。妓を遊女に仕立て上げ、年季半ばで磨き直し、合間にあって妓の心を見張り、間夫の芽を絶つ。裏稼業を通して色と欲、恋と情けの吉原を描き切った鮮烈なデビュー作。
著者等紹介
志川節子[シガワセツコ]
昭和46(1971)年、島根県生まれ。平成5(1993)年、早稲田大学第一文学部を卒業。会社勤めのかたわら小説を執筆し、平成15年に「七転び」で第八十三回オール讀物新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。