われに千里の思いあり〈中〉―快男児・前田光高

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  • サイズ B6判/ページ数 418p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163276007
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

剛勇無双前田利常の正室は将軍家の姫君。期待の男子に恵まれたもののこの子には信じがたい悲劇が待ち受けていた。加賀百万石の繁栄と平和を築いた前田利常、光高、綱紀の知られざる運命。全三部の華麗なる歴史絵巻、いよいよ佳境に。

著者等紹介

中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年、栃木県生まれ。東北大学文学部卒業後、出版社勤務を経て執筆活動に入る。87年に『明治新選組』で第十回エンタテインメント小説大賞、93年に『五左衛門坂の敵討』で第一回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第百十一回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第二十四回新田次郎文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Eiichi

28
外様大名で、百万石を守って行くことは大変な事だったのだと感心した。郷土のお殿様、贔屓目にみても前田利常は、素晴らしい人物だったのだろう2015/05/21

らいおねる

4
タイトルには中巻は光高っぽくなってますが基本的には利常の主観がメイン。生きてた年数もありますね。そう考えると大大名難しい時期を乗り切った利常が一番功績あったんだなと察します。将軍家との繋がりを大事にしたのが存続の肝であり、本多政重という5万石も与えられた家老の存在も大きいですね。2025/01/26

onasu

3
大阪冬の陣から、3代将軍家光の治世までの前田家を扱った中巻。お取り潰しの危機、金沢城下での大火、光高への藩主譲位があり、将軍家との良好な関係から、家光の養女を正室に迎え、次期将軍にとのお声掛かりまでありましたが、月満れば欠けるもの。光高が急死してしまいます。 幸い世継ぎもおり、利常が後見することで事なきを得ますが、下巻を読まない訳にはいきません。2011/04/06

ぶーにゃん@積ん読本解消中

2
徳川家による外様大名筆頭の前田家に対する折衝は表では融和、裏では敵対と凄まじい外交交渉が繰り広げられていることがわかっておもしろかった。また、カワババへの残酷さは法治が未整備の状態と当時の世相から当然な措置であったとされているが現代と江戸時代にいる感覚の差なのだろうか?この作品、筆の勢いがありグイグイと読者を引きつけるので最終巻となる下巻が楽しみです。2008/12/05

バリバリブーン

1
前田家の反映を方向づけた前田利常の活躍が綿密に描かれている巻。 戦国の遺風がまだまだ残る時代にあって、前田家存続のために、時に果断に、時に柔軟に対処する利常の姿はとてもよかったです。2015/08/29

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