シューカツ!

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163275000
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

仕事も会社も、わからない。でも今、闘うしかないんだ。水越千晴、鷲田大学三年生。仲間七人で「シューカツプロジェクトチーム」を結成した。目標は全員で、最難関マスコミ合格。

著者等紹介

石田衣良[イシダイラ]
1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業後、数々のアルバイトを経て、広告制作会社に入社。数社を転々とし、コピーライターとして独立。97年、「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。詩的な散文で現代の事象を切り取るオリジナリティーが高く評価され、若い層を中心に幅広い人気を得る。2003年に『4TEEN』で第129回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

274
始めて石田衣良の本を読んだが非常に共感しやすい語り口でよかった。自分も就活したがこんなふうに大手ばかりをもっとやってたら・・・と思うが今の会社が一番自分にとって合ってるんじゃないかと就活を振り返ることができてよかった。2016/07/01

ゆみねこ

86
大学3年生の水越千晴と6人の友人たちの就活の物語。マスコミ志望の彼らの1年間の奮闘。挫折して引きこもった比呂氏以外は全員がシューカツ成功。同じ就活を取りあげた朝井リョウくんの「何者」より、どろどろ感が少ない分読みやすかったです。千晴は2社の内定をもらったけど、どっちに進んだのか?読者の想像に委ねると言うラストも好みでした。2017/03/24

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

56
就職難と言われる時代のなか、就職活動に翻弄されながらも成長していく大学生の姿を描いた青春小説。最近の「シューカツ」事情を知ることができたし、その厳しさのなかで焦燥感や挫折感を抱きながらも前を向く主人公にも好感が持て、彼女の動向に一喜一憂しながら楽しくページをめくらされた。そういう意味では面白かったのだが、社会問題化しているテーマを取り上げているにもかかわらず、その問題点についての掘り下げが弱いのが残念。これはこれで今を切り取っている作品ではあるが、もっと時代に切り込み、著者なりの一石を投じてほしかった。2012/08/10

あつひめ

49
もうすぐシューカツを始めなければならない娘が居る。私の時代と現代は全く違うのでちょっとでも参考になればと思って読んでみた。ある日突然、着るものも髪型も変えてシューカツに挑む学生たち。そのほんのいっときの感情で将来の道を決める。すごく難しいことだと思う。そしてそんな一生懸命な彼らを選ぶのはノホホントした時代に就職してサラリーマンになった大人たち。もしかしたら学生の方が一般常識があるかも?って思っちゃったり。マスコミ系っていう難関が舞台だからこそ余計にシューカツの難しさが浮き彫りになるのか?がんばれ!学生諸君2011/08/19

kinoko_kinako

48
3.0 マスコミと出版社のみのシューカツって、あまり身近に感じられない。主人公も応援したくなるようなキャラではない。ストーリーとしてはそれなりに続きが気になり、最後まで読ませる筆力はあるが、読後感は微妙。ラストを読者にゆだねるという手法も、個人的には作者が手を抜いたように感じられた。好きな作家だけに読む前からすでにハードルが上がってたのは事実だが何とも残念。2012/01/29

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