われに千里の思いあり〈上〉―風雲児・前田利常

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163273808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

その少年は武将・前田利家と洗濯女の間に生まれ、他家の人質にされながら思いがけない人生へと導かれていった。加賀百万石の繁栄と平和を築いた前田利常、光高、綱紀の知られざる運命。全三部の華麗なる歴史絵巻、刊行開始。

著者等紹介

中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年、栃木県生まれ。東北大学文学部卒業後、出版社勤務を経て執筆活動に入る。87年に『明治新選組』で第十回エンタテインメント小説大賞、93年に『五左衛門坂の敵討』で第一回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第百十一回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第二十四回新田次郎文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Eiichi

29
以前に地元の北國新聞で連載されていて、今更ながらに読んでみました。作者はかなり正確な歴史研究をしている様な?小説でもかなり史実に忠実に描かれていた。2015/05/21

ナオデラ

6
前田利家は子福者。物語の主人公利光(利常)は利家の息子として産まれて、後に子の無い兄利長の養子として若き当主になる。徳川秀忠の娘珠姫を3歳で迎える姿はほほえましい限りだが、関ヶ原後は徳川家への配慮で家臣の粛清や肉親である姉豪姫に棄教を強要するなど心労が絶えない。この上巻は幼少期から青年期なので周りの女性が中心の展開。2014/04/30

*ナミコ*

3
金沢生まれ、金沢育ちなので、自分の住んでるところについてちょっと知っておこうと思い借りてきた1冊。大河ドラマも見ないし特に利常が主人公でも珍しいとは思わなかった。文章は読み易く、歴史が苦手だった私でもちゃんと読めました(難しいと地文は飛ばしてしまう)。珠姫と仲が良さそうで何故か安堵した。2013/09/12

onasu

2
加賀百万石前田家、3代目藩主:前田利常の物語。動乱期の華々しいものはないものの、出自から藩主となる過程、大阪の陣へと至る時代の幕府と大名家の応酬を興味深く読めました。  上杉家の作品で出てきた、本多政重のその後を読めたことも嬉しい誤算でした。幕府との人質交換で得た珠姫との、仲睦まじい夫婦ぶりには、いい読後感がありました。  磯田先生の「殿様の通信簿」にて前田利常の名を知り、映画「武士の家計簿」も見ましたので、描き方の違い、時代の差も分かり、おもしろかったです。中、下巻も読んでみました。2011/04/04

なつめっこ

2
殿様の通信簿を読んで興味を持った前田利常二冊目。こっちのが面白かった。2011/02/08

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