リーシーの物語〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163273006
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

亡夫が遺した愛の証とは? 世界最高のストーリーテラー、スティーヴン・キング。その最新長篇が登場!
亡き夫の過去を追うリーシーの周りで起こる怪異。恐怖の果てに明かされる悲痛な真実とは。悲しみと感動の涙を呼ぶ巨匠の最新大作!

夫を亡くして2年。リーシーは悲しみから脱すべく遺品の整理を開始した。すると亡き夫からのメッセージらしきものがいくつも発見される。夫は何を伝えようとしているのか――? 頻発する怪異と凶事に怯えながらも、リーシーは夫の過去の秘密を探りはじめる。痛ましい真実と、それゆえに生まれた不変の愛を描く本書。緻密に組み上げた交響楽のようなラブ・ストーリーでもある。

内容説明

有名作家だった夫スコットを亡くして二年。いまだ悲しみの癒えぬリーシーは、ようやくスコットの遺品の整理をはじめた。ナッシュヴィルの大学でスコットが撃たれて瀕死の重傷を負った日のこと。辛い少年時代について聞かされた雪山での午後…。思い出をかみしめるリーシーは、やがて、スコットが何かを自分に知らせようと、「道しるべ」を遺品に忍ばせていたことに気づいた。夫は何を知らせようとしているのか?頻発する謎と怪事のさなか、スコットの未発表原稿を狙うストーカーが身辺にあらわれはじめ、リーシーへ魔手を伸ばし―。

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン][King,Stephen]
1947年、メイン州生まれ。教職のかたわら執筆活動を開始。1974年の長篇『キャリー』を皮切りに、モダン・ホラーというジャンルをつくりあげた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白のヒメ

53
キングの小説が怖いのは狂気がリアルだからだ。誰でも生まれつき狂気の種は持っている。ただそれが育ってしまうのは本人の資質もあるけれど、環境、状況などの要因が主であり、そしてそういう不穏な要因はこの世にごまんと転がっている。身近な狂気をしみじみ思い知らされるから怖いのだ。・・・偉大な賞を多数取った小説家の夫を亡くした主人公。愛していたからこそ、その早すぎる死に立ち直れずにいる。そして「ミザリー」を思わせる狂信的な読者が現れ、夫の残っているはずの原稿を手渡せと脅しが始まる。うわ、缶切りだって!!心拍数上昇中。2015/05/19

バトルランナ-

23
読むのに8日かかってしまった!下巻へ!2015/07/23

**くま**

14
キング作品は男性が主人公のものが多くひそかに不満だったから、今度は珍しく女性が主人公でとても嬉しい。しかも地味な中年主婦、いいですね。子供のいない有名作家の妻という設定なので生活の苦労はまったく見えませんが。夫の死後に主人公が夫との思い出を振り返ったり、大変なピンチに陥ったり。まだ上巻しか読んでないのですが、これから本気でピンチになるところで終わってしまいました。これは誰でも気になって下巻読んじゃうでしょ。最初は場面転換が多すぎたり謎めかしてたりして混乱させられましたが、だんだん落ち着いて読める展開に。2014/03/17

あっきん

13
苦労して読み進めています。2015/07/16

もち

11
「結婚しようか?」◆名作家だった夫を亡くしたリーシー。遺品には、夫による手掛かりが散りばめられていた。思わぬ形でメッセージは伝えられ、否応なく過去の情景に飲み込まれ――。闇に愛された男と、その男を愛した女の、錨を見つけるストーリー。■今のところ、スリラーとしての色合いが濃い。何故か血と死がつきまとう、不在の作家から目が離せない。異世界と化け物、消失と出現、宝探しと手綱。謎が解かれては生まれ、事態は荒事の領域へ。結婚生活と愛を振り返る筆致に、説明できない不穏さに、胸がざわめく。2025/01/16

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