内容説明
早苗は成績重視・結果主義の剣道強豪高へ、香織は個人主義から部に忠義を尽くし始める。ふたりの武士道の時代(研究中)が幕を開けた―。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち二本目。
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年生まれ。学習院大学卒。2002年『ダークサイド・エンジェル紅鈴妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。『ジウ』(全3巻)で新しい警察小説の担い手として注目を集め、『ストロベリーナイト』が第9回大薮春彦賞の候補になるなど、今もっとも活躍が期待される新進作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
387
シックスティーンに続いて、セブンティーン一気読みです。舞台も横浜と福岡に分かれて飽きさせない展開でした。福岡に転勤で住んでいたことがあるので、梅ヶ枝餅等、懐かしかったです。武士道に関して、女子高生が真剣に考えるのは好いことだと思います。続いてエイティーンへ!!!2017/04/23
三代目 びあだいまおう
287
女子高生だよ?もう生き方考え?と思いつつ、反面だからこそ生き方を考える大事な時代なんだと振り返る!瑞々しい、熱く清い青春第2弾!香織と早苗の遠距離正反対の支え愛に拍手!互いに悩む時にそれを埋めてくれる、補ってくれる、そして少し強くなって明日を目指せる!言葉を支えに生きて行ける!親友?ちょっと違う。『身友』『心友』『真友』?いや『芯友』って気がする。全く違う価値観生き方をしながら芯で繋がり合う二人。臨場感とスピードと歓声に包まれ、頑張れ~!って声援を送る僕がいる!蹲踞が醸す静なる気合いが私を揺さぶる‼️🙇2019/04/21
takaC
261
”安心しろ。命までとりはしない”う~ん、いいねぇ、熱いねぇ、武士道。シックスティーンでは、すっかりどうなったのか不明だった清水とお腹弱い話もさりげなく再登場でニヤけた。来年度の話も大方予想がつくがどう展開するのか要確認。2010/06/12
@com
253
香織も、どんどん良いキャラになっていって面白かった。決闘も面白かったし早苗も色々な人と影響し合って葛藤して強くなった。美緒ちゃんも可愛かったし清水も男を見せた。桐生先生、小柴先生、吉野先生達・・・良いキャラがそろってて次も楽しみ。武者と武士の違い・・・香織は、どういう武士になるのかな?2015/07/22
再び読書
222
物語が動き出してききた感が強い第2巻、二人ともに葛藤がみられる。前巻で圧倒的な哲学を持っていた香織も、迷いを見せる。また転校した早苗も。九州の土地でまた、極端な環境で迷いに迷う。これこそ青春と言いたいイライラ感がもどかしい。しかし、最後の近づき二人とも自分を取り戻していく。次の展開を期待させる終わり方で最終巻につながれる。もどかしさが募ったつなぎの本。2013/12/30
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- 和書
- 雨滴は続く 文春文庫