内容説明
SF新世紀!幻の動物を追って、驚異の冒険が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うめけろ
7
シーナさんの本は山ほど読んできましたがエッセイばかり。なので初SFに挑戦。で、玉砕。好きな人は好きなんでしょうけど、僕にはまったく合いませんでした。行き当たりばったりで適当に書き進めている感がアリアリで、伏線もなく帰納も演繹もなく。この独特の世界観にハマるかどうか、それだけで勝負しているような作品だと思いました。2012/11/18
王天上
5
冒険小説のノリで好みとは違うが、異世界の細部の描写が面白くくいくいと読了。2016/09/30
可兒
5
久々にシーナ。SF三部作の前日譚または序章。「走る男」にしろ「銀鼠号」にしろ、最近の超常小説は近未来のハナシが多い。面白いのだが、短編の衝撃力を覚えてしまった身としてはものたりない感がある2009/10/30
たかーき
5
久しぶりのシーナSF・超常小説。おもしろかった。世界がこんなになった理由も少し明かしてくれたりして、なんだかサービスしてもらった気分。でも、「雨がやんだら」にはじまって、「アドバード」「水域」「武装島田倉庫」で、とてつもない衝撃を受けたあの頃が、どうしても私の中での基準になってしまうので、やっぱりもの足りないかな。「銀天公社」や「銀鼠号」でも思ったけど、とっくにトリコになっている身としては、例のあやしいものをあんなに次々と山ほど投入しなくても良いのに、なんてことも思いました。(2009年1月6日★★★★)2009/01/06
saimoon
2
何か、明確な地名が出てくるようになっちゃって、それが少し寂しい気もする。武装島田倉庫やアドバードの頃のが、別世界っぽく楽しめたなぁ・・・それでも面白いんだけどね、その世界をかいま見るだけで。2010/05/22