内容説明
アイドル好きの童貞オタク大学生・乙島侑平は、研究者の従兄から新製品のモニターを頼まれた。ところが届いた新製品とは、美少女メイドロボット「キララ」。人間と見分けのつかない超美少女メイドにアレコレご奉仕されて、ドキドキしっぱなしの侑平。ご主人様のためなら、あんなコトもこんなコトも…!?ふだんは「どじっ娘」メイドのキララが、孤島で、謎の研究所で、怪しげな廃屋で、美少女アイドルたちと一緒に大活躍します。史上初!美少女メイド青春ミステリー第二弾。
著者等紹介
竹本健治[タケモトケンジ]
1954年生まれ。1977年、雑誌「幻影城」に『匣の中の失楽』を連載してデビュー。2006年、「ウロボロス」シリーズの完結篇『ウロボロスの純正音律』を刊行。2007年、「キララ」シリーズ第一弾となる『キララ、探偵す。』を刊行して話題を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
10
深遠なテーマに踏み込むと、ヒロインとしてのキララが絶対としても、ハーレム式に乙島くんの周りに女の子が集結する段階にあって、つまり恋愛を扱っているわけではないけれども、ロボットのキララを人間として愛するのか、それとも他の女の子になびくのか。乙島の内省によれば、その可能性もあるのだ。現に心情的な乱れを生み出す美夜が準ヒロインとして存在感を示し、第三話のオチに至っては、さらにその上のステージに進んでいる。だから、続きがあるとすれば、美夜が占めるウエイトが圧倒的になるはず。光瑠の語りは良かった。探偵はしていない。2019/07/27
みーまりぽん
6
これでいいのか? 前作読んじゃったんで続編も読みましたが、、、クララの登場なし、キララは探偵してないし、ただエロねた書きたかっただけみたいな第3話といい...さすがにちょっと残念すぎるなぁ。光瑠ちゃん主人公の第2話はまぁ良かったとしても。。 あ、ラストにおまけみたいに収録されてる超短編(?)「雨の公園で出会った少女」は完璧だと思います。この4ページだけで良いよ、この本。2013/06/08
CCC
5
あらま。前巻に続きまた一段と過激に……(性的な意味で)。これはもうエロ小説言われてもしゃーない。というかむしろエロゲ化すべき。ミステリ系エロゲってあまり聞かないし、面白いかも……。あ、内容の話してない。ま、いいか。2012/08/21
莉玖
4
前作のほうがエロかったような気がしたが・・・。でも多分それは、前作は何も分からずにエロシーンを読み、今作はエロシーンを期待して読んだ。そんなところでしょうか? クララの登場がなかったのが残念事項。2015/08/16
nemuro
4
ふむふむ。私としては、「竹本健治+安森然の最強コンビがおくる史上初!美少女メイド本格ミステリー」も、けして嫌いではなく、案外愉しく読了させていただきました。ですが、相変わらず「いったいどの年代が本書の読者層なんだろうか」とか、「中には読了後、まさかこんな内容とは思わなかったとお怒りの人も出てくるのではないだろうか」など、ちょっと気掛かりではあります。なにはさておき、はたして更なる続編はあるのか!?2009/12/30