内容説明
究極の武術、合気とはなにか?
目次
魔法を見た
合気の秘密
コップからこぼれた水
体の合気
繊細な感覚
言外の理
残されたもの
彼岸からの声
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
昭和4(1929)年、和歌山市に生れる。東北大学法学部卒業。昭和53年「深重の海」により第七十九回直木賞受賞。平成7年「夢のまた夢」で第二十九回吉川英治文学賞を受賞。平成15年旭日小綬章を受章。平成17年第五十三回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinobu
2
「こちらから先に出て、相手が間合いをひらこうとして引くか左右へ廻る瞬間に倒すのだね。構えあうと恐怖心が出て勝負の機をつかめなくなる。」など、勉強になることが多かった。佐川先生はすごい方だったんだな。でも本の中で盛平先生のことがあまり良く書かれてなかったので悲しかった。2023/09/24
私的読書メモ3328
2
合気。格闘漫画などでは実に魅力的に描かれ、また現実でもその神秘に魅せられて止まない人を多く生んでいますが、本書もやはり疑いの目で見ずにはいられない著述のオンパレードです。全くのインチキとは思いませんが、しかし術理の前提を考えると、こんなに合気が完璧に使える人ならボクシングでもレスリングでも同様に無敵になれてしまうでしょう。興味深い技術を、過剰に粉飾してかえって人を遠ざけてしまうのは罪深いです。そもそも、技術の伝承を途絶えさせてたというその一点で、佐川幸義という人をとても評価できません。2022/01/06
takao
1
評伝小説2025/01/24
nippon
1
映画や漫画を超えた話がいっぱい 浪漫に溢れてる2015/05/15
turtle
1
何ともすごい人たちがいるもんです。2011/12/21