踊る陰陽師―山科卿醒笑譚

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163268200
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

室町末期の、貧乏公家の山科言継と家来の大沢掃部助が悩める男たちのために大活躍!?あちこちの揉め事に首を突っ込むが、事態はますますややこしいことに。傑作ユーモア時代小説。

著者等紹介

岩井三四二[イワイミヨジ]
1958年、岐阜県に生まれる。一橋大学卒業後、電機メーカーに勤務。小説現代新人賞、歴史群像大賞を受賞後2003年に『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞を受賞し作家生活に入る。同年、『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

48
面白かったです。山科卿に関わる人々の短編集でした。独特のユーモアがあり、どっぷり浸ってしまいます。笑いを堪えるのも大変でしたね。2022/06/13

藤枝梅安

30
室町末期の物語。貧乏公家・山科言継の家来・大沢掃部助があちこちの揉め事に首を突っ込み、解決したようなしないような、という微妙な結末の5編をまとめたもの。とりあえず当面の問題は解決しても、結局次の不安や困窮が待っているという、哀しくも可笑しな物語。「戦国連歌師」に関連する話も出てくる。2010/12/01

きいろ

14
短編集。通勤中に読んで、くすっと笑っちゃうような内容。みんな一所懸命なんだけど、そこが妙に可笑しい。掃部介がいい味出してて、憎めないキャラなところも好き。2014/10/23

ぬらりひょん

14
お初の作家さん。陰陽師とタイトルにあるけど、主人公はどうも大沢掃部助らしい。公家が主役の時代小説ってあんまりないし、なかなかおもしろいんじゃないの?『鞠を高く蹴りあげよ』 がよかったかな。蹴鞠のルールなんてものがあるんだね~。2014/07/09

makka

10
室町末期、打ちつづく戦乱で荒れた都で必死に生きる庶民。主役は陰陽師、曲舞の座元、公家の雑色・青侍、細川晴元に使える侍。サブキャラの貧乏公家の山科言継と家来の大沢掃部助が、それぞれの悩みを聞き、「香需散」を売りつけ(笑)ながらも手助け、それなりに問題が解決。読み進めるうちに室町末期の庶民の悲喜交々な暮らしがうかがえるクスッと笑える5編の連作短編集。2014/07/29

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