出版社内容情報
幕末の戦乱で東吾は行方不明、源三郎も落命するが、花世や麻太郎、源三郎たちは逞しく成長し、激動の時代を確かな足取りで歩き出す。
内容説明
さあ、明治の「かわせみ」が幕を開けます!幕末の戦乱で東吾は行方不明、畝源三郎も落命するが、麻太郎、花世、源太郎たちは逞しく成長し、激動の時代を確かな足取りで歩き出す―時代は変わっても変わらぬ人情を映し出す、大河小説第2部堂々のスタート。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかりん
9
親の世代から子の世代に変わって 新たな御宿かわせみ。親の世代が亡くなってる人達が多すぎて ショックです。しかも 殺されてるなんて…。これから どうなって行くのか。とっても寂しいです。2018/12/21
rokoroko
8
昔平岩氏が対談で、かわせみを「子供を作ってしまったから大変になった」と話されていたが、このシリーズも前作の主人公の子供達が活躍してる。東吾さんが帰る日はあるのだろうか2014/12/06
yacco
7
これまでずっと呼んできた御宿かわせみの明治版。出だしからショックを受けてしまいました。。こども達の成長はうれしいですが・・・。東吾さんも源さんも。残った人達はひたむきに新時代を生きていますが。やるせない・・・。2011/08/16
ときわ
6
ずっと再読を続けてきて、ついに明治編に入った。御一新で人々の暮らしは大きく変わった。その激動の数年間を思い出話だけで通過させる手法で、さらっと江戸から明治へ。かわせみの関係の人々には悲しい出来事があった。物語は世代交代して続いていく。麻太郎と源太郎の二人は、東吾と源三郎を思い起こさせる。(頭を整理するためのメモ。慶応4年5月上野彰義隊鎮圧。5月25日麻生家事件。6月3日麻太郎留学。6月20日畝源三郎落命。8月19日東吾、品川から出港。9月から明治元年。「天が泣く」あの日から6年。)2020/08/25
つらら
6
ついに手を付けてしまった「明治のかわせみ」。何の予備知識もなく読み始めたので、まさかこんな設定になっているとは。と驚いた。読んだことをちょっと後悔。これまで「暇だな〜。なんか軽い連作集でも読もうか〜」という気分の時に、どこからでも何作でも読み返していた「江戸のかわせみ」を、もう以前と同じ気持ちで楽しめなくなってしまった。「この人達にはいずれこんな運命が…」と頭の隅で思いながら読むのは悲しい。フィクションなのに、長く付き合ううちに登場人物達をすごく好きになっていたことに初めて気が付いた。2010/09/29