内容説明
祝儀の席の席順をめぐる百姓同士の諍いは、決闘にまで発展して大騒動に!関八州の犯罪や揉め事が次々と持ち込まれるなか、家では訳ありの娘八重のまわりに男の影がちらついて…。おとこ十兵衛に心休まるひまなし。好評シリーズ第六弾。
著者等紹介
佐藤雅美[サトウマサヨシ]
1941年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、雑誌記者を経て作家となる。85年、「大君の通貨」で新田次郎文学賞を、94年、「恵比寿屋喜兵衛手控え」で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃこ
5
八州廻り桑山十兵衛シリーズ第6弾。[収録作品はコメント欄] 天保3(1832)年頃か?春〜秋。養父の急逝により10年ぶりに娘・八重が帰ってきた。妻・登勢との義親子関係が気がかりなうえに、娘のまわりに男の影がちらついて…心配事が尽きぬ十兵衛。 本作も江戸時代と関八州の豆知識が満載。事件でさまざまな親子の情に触れて我が身を思うシリアスな十兵衛あり、心の中で毒舌をふるういつもの十兵衛ありで飽きさせない。でも主役よりも脇役が光っているという(笑)魅力的な一冊。2014/02/27
かんこ
3
八重がおっきくなってる!登勢と仲良くやっていけるのかなー2010/11/28
igi_tur
2
十兵衛も年をとってきたのだなあ。2008/12/16
須那 雄太郎
1
津山市立図書館2025/04/07