内容説明
高知県の田舎町に警察署長として赴任したエリート警察官僚と、幼い頃に地域から受けた壮絶ないじめの恨みを抱える町長とが、町を“この世で最低最悪の下層社会”にするプロジェクトを開始した。大型ショッピングモールの誘致、パチンコ店の新規参入促進、風俗店営業の規制緩和、ホームレスにやさしい町づくり、前科者の再チャレンジ支援などなど、次々に繰り出される「構造改革」。果たして“下流社会”はつくりだせるものなのか?小説界のホリエモン、戸梶圭太がおくる渾身の書き下ろし長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
75
成功した実業家は生まれ故郷の高知の田舎町に戻って町長になった。ただ彼は地域ぐるみで受けたひどいいじめの復讐を誓っていて、そんな彼に新任の警察署長が接近する。署長は人間のゲズな残虐性を愛する独裁者基質。「史上最悪の下層社会」を作ることで意気投合する二人。ロードサイド郊外をグロテスクに描く。タガが外れたブラックユーモアあふれる作品。底辺のクズばかりな雑な小説。良識あふれる人は読まなくてよろしい。清々しい「クズ小説」にしびれてしまう。2018/10/29
redbaron
8
4人の女の子も含めw好き嫌いわかれるね。人間の「ダーク」な部分を茶目っ気たっぷりwに描いている。まあ、最後は雑に感じたけど。しかし、よく図書館に有ったなwww最近の図書館は進んでいるわwww「暇だから」読みました(^^♪2015/01/03
CCC
7
ここまでくると最早C級ホラー。野蛮人どころか畜生以下の人間しかいないw2013/11/11
まさみつ
5
なんかね・・・なぜか時々読みたくなる戸梶本。疲れてるんだろーか。2009/09/17
のじ
4
バカが田舎の町にバカを集めてめちゃくちゃにしようと企むお話。集まってくるバカがバカなのか、集めるバカがバカなのか、こんな話を書いたヤツがバカなのか、読んでいるヤツがバカなのか!戸梶氏定番の激安人間がたくさん出てくる。たぶんもう絶版だと思うけれど池袋のブクオフで激安で買った!2019/02/22