エデン

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  • サイズ B6判/ページ数 468p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163251707
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

新宿のスラムで育ったストリートギャング、亞宮柾人。彼が、政治・思想犯専用特別矯正施設「K七号施設」に入れられた時、「闘い」は始まっていた!見せてくれないか、信念とやらが造り上げた楽園の姿を。

著者等紹介

五條瑛[ゴジョウアキラ]
1999年『プラチナ・ビーズ』でデビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Taka

25
ストリートギャングで育った若者が逮捕され、収容されたのが政治思想犯罪者で固められた施設だった。 そこで繰り広げられる狭い空間における人間模様や権力闘争。面白かったです!2017/12/11

くみこ

15
ストリートギャングの亞宮は奇妙な刑務所に収監されます。まず、その存在が伏せられている。看守ならぬ"カウンセラー"は常に友好的で、拘束も厳しい規則もない。おまけに囚人はほぼ全員が政治・思想犯ときている。本能と暴力だけで生きてきた亞宮のいる場所とも思えません。快適な施設に対して、日々大きくなる違和感。21年前の日比谷事件とは何か、自分はなぜここに入れられたのか、施設長はここで何を企んでいるのか、緊張感は最後まで途切れません。結末が、思いのほかこじんまりとまとまったのが残念です。2018/02/22

香穂

4
主人公と同様に白紙の状態から読みはじめたので、彼のいる場所、”彼ら”を収容している「K7」―背景も何も掴めなくて不気味だった。亞宮と蔡のやり取りが好き。敵対チームの頭がワケあってタッグを組むのは良いなぁ。2010/08/14

nyangle

3
思想によりかからないと自分の立ち位置が見いだせない情けない人々の愚かさや不自由さや滑稽さを描いた痛快なお話。囚人たちの自主管理によって秩序が保たれる矯正施設が舞台で、これは所長が作った巨大な実験場。そこで行われる実験を描くことで作者は、不自由な思想屋と自由なアウトローとで構成される社会の成り行きをシミュレーションしている。といった感じの楽しい読み物。しかしレビュー数122ってどういうことだ? 面白いのに。。。2018/02/20

nari

3
やっぱり、五條さんが書く男の人はかっこいい。ってこの本、女の人出てきてないかも・・・。2012/10/02

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