内容説明
外務省職員がロシア貿易商と密談した後、怪死した!その貿易商と一緒に来日していたのは、元KGBの殺し屋・ヴィクトルだった!警視庁公安部・倉島警部補は二人を追ってロシアへ飛ぶが…。マフィアとテロリストたちをも巻き込んだ緊迫の追跡捜査を描く、超硬質アクションノヴェル。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。大学在学中の78年に「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞し、作家デビュー。レコード会社勤務を経て、82年より執筆に専念し、幅広いジャンルの小説を数多く発表している。2006年第27回吉川英治文学新人賞を『隠蔽捜査』で受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuna Ioki☆
51
1482-178-9 倉島警部補シリーズ第二弾。今回は倉島も主役級に格上げされた模様(笑)前作とおなじくスピーディーな展開でサクサク読めた。犯罪が国際問題発展するかもしれない状況だと色々と妥協案も必要なのかも?ここで一旦ヴィクトル主役の座を降りるのかな?ますます大木天声のこれからの役割が気になる流れに。2016/06/04
おれんじぺこ♪(16年生)
22
少し成長したけど、相変わらず倉島くんよりヴィクトルが濃い(笑)2015/01/28
くまんちゅ
13
再読。倉島警部補シリーズ第二弾。今回、事件の舞台は日本から始まってロシアへ。とくにロシアに舞台が移ってからは前作同様ヴィクトルが主人公のよう。自らの上司、そしてボディーガードとして守るべきクライアント。誰が味方でだれが敵なのか、読んでるこちらまで疑心暗鬼になってしまいました。公安の事案が舞台となっているので、すっきり事件解決というラストではありませんが読後感は悪くないです。2013/09/29
くまんちゅ
13
日本で起きた外務省の職員の殺人事件を追う倉島。そしてその事件とのかかわりを疑われるヴィクトルも誘拐事件に巻き込まれる。果たして真の黒幕は誰なのか。最後までハラハラドキドキの展開で楽しませてくれる。前作と比べるとすっかり公安の警察官らしくなった倉島と相変わらずプロに徹するヴィクトル。二人の関係性がなかなかいい。ロシアの国内情勢を知ると倉島と同じように甘いといわれても日本の方がずっといいと思った。2011/08/04
春
12
倉島シリーズの最新刊『アクティブメジャーズ』を読んでこのシリーズに興味もちました。シリーズ読破しようと思って図書館で借りたのですが、都合で『曙光の街』未読のままこちら読みました。非日常を存分に楽しめました。2015/03/16