出版社内容情報
ルイーズ吉田は売れっ子占い師。いろんな悩みを抱えた人々が相談に来る。ある日訪れた学生の武田君は物事の終末が見えるという･･･。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
209
連作短編でサクサク読めたので5月区分に辛うじてセーフ。単純明快だけど面白かった。ルイーズと通彦、良いカップルだよ。2012/05/31
初雪ハロー
144
占い師、面白い話でした。やりとりが笑える。2018/08/10
ﾓﾙｸ
126
売れっ子占い師ルイーズ吉田こと幸子を主人公とする４話の連作短編集。同棲中の通彦はまれに見る強運の持ち主ということで当時つきあっていた彼女から奪い取った経緯があるが、ほんわかおっとりした青年。終わりが見える武田、新入りアシスタント竹子と次々と個性的な面々が登場する。かなり前の作品なのでダイエー、ジャスコ等の名前が出てきて懐かしい。占いの世界の裏を知ってしまった残念感はあるが、まあこんなものだと思っていたし、幸子と通彦の微笑ましい関係、会話が読後感を上げる。2021/05/04
青蓮
110
再読です。占い師であるルイーズ吉田が主人公のお話。色々な悩みを抱える人達を占ってアドバイスするのだけど、読んでいて何だか自分もルイーズ吉田んにう占って欲しいなぁ、なんて思ってしまいました。占ってどうとも取れる事しか言わないけど、本当に迷ってる時に後押ししてくれる言葉として、ありがたいと思います。ちょっとした人生相談というか。占いの本とか結構好きだったりします。そして相変わらず、読むと心が暖かくなる瀬尾さん作品は素晴らしいですね。ほっと安らげる作品として瀬尾さんの本は大好きです。2013/08/22
碓氷
107
(フォロワーさんからの紹介)私は占いをほとんど信じないので占い師はインチキの塊みたいな職業だと思っていたのですが瀬尾さんの占い師はそうではないみたいですね。判断に迷っている人の背中をそっと押して前に進ませてあげる、素敵な職業だと思いました。2014/11/09
