内容説明
いにしえからの言い伝えや因襲を人が踏みにじった時、恐ろしい結末が訪れる…。気付けば、じっとりと恐怖に纏わりつかれるホラー短編集。
著者等紹介
明野照葉[アケノテルハ]
1959年東京都生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒。98年「雨女」で第37回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。2000年『輪(RINKAI)廻』で第7回松本清張賞を受賞。以後、精力的に作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛玉子
10
あの世とこの世の交わる辻では、うっかりこちらから踏み込んでしまったり、あちらが染み出してきたりする。『三途BAR』と『雨女』、そして表題作が静かで切なく印象に残った。幽霊話ではないにも関わらず一番怖かったのが『かっぱタクシー』。最も恐ろしいのは幽霊などではなく、今生きている人間の心、だ。2010/01/11
naolog
8
今度読む本のリストにあったのだけれど、読み進めるうちに、これ読んだか?となった。この暗い時期に読むものじゃなかったですね2020/04/14
たんこ
4
じっとりと湿った短篇集で、やっぱりうまいなと。オール読物掲載時に読んだことがあるのに、それでも「かっぱタクシー」が一番衝撃的でした。2010/10/11
バーベナ
3
辻、久良岐、まれびと、澪標。言葉のセンスなのか、物語の吸引力がすごくある。登場人物の人生、背景まで浮かび上がるようで、読後に充実感がある。明野さんとても好きだわ。2018/07/27
takegen
2
表紙を見て独特の雰囲気が気になり図書館で借りた本。初めて読む著者。8篇の短編集。言葉がとても丁寧で読みやすい。頭の中でイメージしやすいけれど、それがかえって背筋をぞっくとさせる。2014/11/07
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