漆黒泉

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163243009
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

幼い日に恋した婚約者は、私の成長を見ずに殺された。彼の仇をとり、志を守るため、本日より刺客となる!心に、黒が満ちてくる。長篇中国活劇小説。

著者等紹介

森福都[モリフクミヤコ]
1963年、山口県生まれ。広島大学医学部総合薬学科卒。96年、「長安牡丹花異聞」で第三回松本清張賞を、「薔薇の妙薬」で第二回講談社ホワイトハート大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

11
漆黒泉=原油をめぐる権謀、恋、冒険。傑作中国活劇! 8歳の時晏芳娥の前に典雅な貴公子が現れて言った。「私はお前の夫となる男だよ」。だが僅か2年後、宰相の嫡子である未来の夫は死ぬ。許婚は当時の宋の宰相・王安石の長男で、当世きっての秀才と名高かった人物。王安石の推進する「新法」にも大きく貢献していました。そして9年後、17歳になった芳娥は許婚の死は殺人だったことを知ることになり、犯人を探し始めます。犯人は「新法」瓦解をたくらむ、旧法派の大物・司馬公と思われるのですが…。2005/09/25

よっち

4
亡き許婚の仇を打つため、そして願いを叶えるために、長身を活かし男装して漆黒泉を目指す主人公。道中を共にする面々同士の疑惑、嫉妬、さらに裏切りと、ドロドロしそうでいながらも、主人公の性格からか読後感はスッキリ。森福さんが書くチリチリするような恋心は始めてだったので、新鮮。2012/05/05

烏骨鶏

2
宋の時代を舞台に、幼き日に会っただけの許嫁の死の復讐を果たさんとする主人公。途中まで意気込みと思い込みがやばくないか?と心配しつつ読んだが、他の作者さんだったらご都合主義だろお~と突っ込みいれたくなる展開がなぜか気持ちよくよめちゃったのは何故なんだろう。最終的な謎解きはなんだか純真で、旅した中華の景色と、猥雑な街の空気の中で、きっと生きていけそうな気がした。2025/08/31

小春

1
舞台装置は面白いのになあ、ちょっと未消化な気がしました。登場人物がどうにもてんでんバラバラで、集約していかなった感じ。2016/08/08

麻耶子

1
少遊、影薄っ!ちょっとモヤモヤが残るなぁ。2013/07/08

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