夏の椿

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163235806
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

天明六年、江戸を襲った大雨の夜、甥の定次郎を何者かに殺された立原周乃介は、その原因を調べていくうちに、定次郎が米問屋柏木屋のことを探っていたことを知る。柏木屋の主人、任三郎にはどうにも後ろ暗い過去がある。核心に迫る周乃介の周りで、不穏なことが多発するようになり―。あなたも周乃介とともに事件を追いつつ、江戸の町歩きを体験できる、鮮烈のデビュー作。

著者等紹介

北重人[キタシゲト]
1948年、山形県酒田市生まれ。仲間とともに建築・都市環境計画の事務所を設立。長く、建築やまちづくりにかかわる。五十の声がきこえそうになり、ふと四半世紀ぶりに小説を書き始める。1999年、「超高層に懸かる月と、骨と」で第三十八回オール読物推理小説新人賞を受賞。2004年、『夏の椿』(原題「天明、彦十店始末」)が松本清張賞の最終候補作になり、デビュー
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

8
天明六年。江戸を襲った大雨の日、甥が何者かに惨殺された。殺された真相を調べるうえで甥が米問屋・柏木屋のことを調べていたことが分かった。周乃介はその柏木屋を調べることにしましたが・・。これがデビュー作とは思えないくらい巧みな文章。著者が数年前に亡くなられたのが悔やまれます。話の終着点が実に見事でした。何故著者がこの時代を選んだのか最後の最後で納得できました。主人公の周乃介もさることながら、彼を支える人たちがまた魅力的でした。若き日の周乃介を描いた「蒼火」も読みます!★★★★2010/08/21

こおり

7
初めての北重人作品、なかなか面白かった。音信が途絶えていた甥の定次郎が殺害され、叔父の周之介が探索に乗り出す、という流れ。ストーリーは刑事もの風なミステリー色の強い感じだし、語り口も男性的で、どちらかというと硬派な印象なのかな。一つ気になったのは、新潟で探索をする場面で、新潟の人の口調が江戸者と同じだったところ。せっかく地方に場面を移すなら、地元の方言でお願いしたいなあ。両親の出身が新潟だから、気になっただけかもしれないけどさ。新潟は、宮尾登美子著「蔵」ぐらいの感じでお願いします2014/12/13

あかんべ

7
しょっぱなから、殺人。姿見えない犯人を探るうちに何人殺しているんだと不気味さが深くなっていく。追う犯人に追われだすと、犯人の姿がみえ始める。しかしなぜ兄のために殺しを続けるのか、指示はあったのかその訳は結局最後まで語られず。ちょっとモヤっとした感じを残すのも、いろいろ自分なりに想像する余地を残してくれて、数日ことあるごとに考えそうです。2012/06/11

藤枝梅安

7
北さんは山形県生まれ。建築のお仕事をされていて、50を過ぎてから小説を書き始め、「天明、彦十店始末」が2004年の松本清張賞の最終候補に残った。この作品を改題したのが「夏の椿」である。私の好きな作家の一人、飯嶋和一さんも山形出身。宮城出身の熊谷達也、伊坂幸太郎と、私は東北出身の作家の作品が体に合うようだ。登場人物の中で哀しい短い生涯を終える「沙羅」という遊女に寄せて「夏の椿」というタイトルがつけられている。2009/07/19

gushwell

3
読み始めは? だったけど、読み進めてゆくうちにどんどん良くなってきました。2009/03/19

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