不運な女神

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163226606
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

恋愛から情愛へ、女の愛はいつか形を変える。恋に翻弄され打ちひしがれても、女たちはまた歩み始める。情感溢れる8つのラブ・ストーリー。

著者等紹介

唯川恵[ユイカワケイ]
1955年石川県金沢市生まれ。金沢女子短期大学卒業。銀行のOL等を経て、84年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビュー。少女小説から次第に活躍の場を一般文芸に移していくが、女性たちの心に寄り添う恋愛小説、エッセイは多くの読者の共感を得ている。2002年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

22
不幸な女性をたくさん記述している。別冊文藝春秋とオール読物に掲載したもの。2001年から2003年。初めの数題は、前の話の脇役が、次の話の主役になって、関連した話しになっている。唯川恵の腕が鳴っている。どんなに不幸な人間を主人公にしても、誰かを恨んだりすることがあっても、犯罪をひょっとしたら犯すことになるかもしれなくても、人間性を持っていようとする意思を感じる。どんなに運が悪くても、人間として生き、人間として暮らし、社会の片隅になるか、社会を支える。どうしてここまで丁寧な思いを綴ることができるのだろう。 2013/03/15

スノーシェルター

11
すごく悲しい気持ちになった。何を間違えたのだろう。愛する人と家庭を作り、幸せになりたいだけじゃないの?そうならないようにしているのは自分なの?どうしたら良かったのだろう。元気がなくなる。2013/02/15

メリンダ

4
読みやすい短編集。男女の仲、親子の仲は色んなことがあり、人それぞれがそれを抱えて生きているんだと思った。2012/10/18

おれんじぺこ♪(16年生)

4
ちょっとリンクした作りになってておもしろかった。唯川作品っぽいアンニュイというか緩やかなたたずまいの1冊。2012/01/19

そのぼん

4
女性の日常を切り取った短編集。読みやすかったです。2011/08/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/470520
  • ご注意事項