感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナチュラ
15
王国記シリーズ4巻(文庫は5巻) 「むしろ揺り籠の幼児を」と「青い翅の夜」2話を収録。この巻は今までのシリーズから時間の流れが大きく動き、物語のターニングポイントともいえる章だった。朧と赤羽が再会し、百合香と太郎と初めて出会う。「ヴィジョン」についての話が今後の展開にも影響してきそうな予感。表題の意味がわかった時、けっこう衝撃的だった。2020/02/24
あおさわ
5
ここにきて朧の息子、太郎が不思議な子として存在を提示し始めました。朧の言うビジョンはなんとなくしかわかりません。選ばれたものではないので…。それにしても宇川くんもジャンも、朧も、何か変わっていってる。赤羽さんひとりがとり残されているような気がしました…;2012/02/11
うにこ。
2
朧たちが施設に帰って、物語が進み始めた感じ。 無=太郎の不気味さと、枯れていく朧の、物語内での色の持ち具合の変遷が面白い。 ジャンはこれからどういう立ち位置になるんだろう。 ところでこれ読んでると、なぜだか大江健三郎の「燃え上がる緑の木」を思い出すのですが。2004/07/07
空飛び猫
1
朧の話と、ジャンの話。 王国の主は、太郎。 太郎を中心として世界が回り始める。 違和感を感じるのは、ただ人ゆえ、か?2011/12/12
ぴよ
1
農作業しながら狭い世界でグツグツ煮えてた頃が懐かしいよ。みんな大人になっちゃったんだね…。最早宇川くん以下かも知れないくらいの扱いを受ける赤羽さんが気の毒。そしてさよなら、ジャン!2010/11/07