出版社内容情報
カラーさし絵満載の豪華愛蔵版!
通巻30巻に迫る国民的人気シリーズの初期10巻より厳選された9編を収録しました。
内容説明
るいの忍ぶ恋がせつなく胸をうつ。通巻30巻に迫る国民的人気シリーズ初期10巻より厳選された9編。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
64
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/07/post-fcad93.html 始めから全部読むのは大変なので、「傑作選」を選びました。2021/07/22
Book Lover Mr.Garakuta
14
図書館本【速読】:傑作選という事もあり面白かったが、全体的な流れが分からず、そうなんかと思った。2021/10/03
bluemint
9
上手い!面白い!かねてより噂では知っていたが、その長さ故に何となく敬遠していた。傑作選という形で、選り抜きながら読んでみた。とにかく文章が上手い!そしてストーリーが面白い!しかも全てに余韻が残る、これがいい。新人の作家にはない手練れた文章にすっかり参ってしまった。2023/06/23
ときわ
6
最初から全部読みなおすにはたくさんありすぎるので文庫版「御宿かわせみ」のあとは傑作選に行ってみた。文庫も出てるけどたぶんこれが最初の傑作選。主な登場人物の人生の節目に当たる出来事が取り上げられているので嬉しい。「初春の客」かわせみの最初の話。「江戸の子守唄」神林通之進の妻・香苗の妹・麻生七重はずっと東吾に恋をしていた。その想いを断つことによりるいに覚悟をさせる。「美男の医者」東吾と天野宗太郎との出会い。「白萩屋敷の月」神林通之進が秘めていた過去の恋を東吾が知る。→コメントへ2020/08/31
新地学@児童書病発動中
6
ご存知御宿かわせみの傑作選。このシリーズ自体が素晴らしい時代小説なので、その傑作選である本書が面白くないはずがない。旅籠「かわせみ」の女主人るいと奉行所与力の弟の東吾の恋をたて糸に、江戸で起こる様々な事件を横糸に描く捕物帳の連作。江戸の情緒がしっとりと描かれ、いつ読んでも心が慰められる物語。一人の男性を一途に思う女性の情念の高まりを、美しい白萩屋敷を舞台に描く「白萩屋敷の月」が私のベスト。蓬田やすひろ氏の挿絵も非常に美しく、それを眺めるだけでもこの本を手に取る価値あり。2011/09/26
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