内容説明
多摩丘陵近くに住んで二十年。会社の倒産を機に、自由気ままなイラストレーターとなった「私」は多くの女たちと出会ったが…。孤独で狡猾強欲な彼女たちに振りまわされる日々。「本の雑誌」でおなじみの人気イラストレーター、沢野ひとし初の短篇集。
著者等紹介
沢野ひとし[サワノヒトシ]
1944年愛知県生まれ。児童書の出版社勤務を経て独立。書評誌『本の雑誌』の表紙・イラストのすべてを創刊号よりひとりで担当。椎名誠の著書をはじめとして数多くの挿絵を手がける他、雑誌や広告等でも独自の描線、色彩による作風で人気を博している。水彩画、版画などを毎年発表し、全国各地で個展を開催。91年、『猫舐祭』で第二十二回講談社出版文化賞さし絵賞受賞
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