内容説明
制作費を持ち逃げされて、飲んでる場合か!劇の神さま、ヘルプ・ミー!トラブル続きの劇団「木村座」は、果たして無事に初日を迎えられるのか?前川麻子が絶妙に描く、もう若くはない劇団人の焦燥と情熱。
著者等紹介
前川麻子[マエカワアサコ]
1967年東京生まれ。幼少の時から舞台に立ち、後に自ら劇団を主宰するなど、長く女優・演出家として活躍。2000年「鞄屋の娘」で第6回小説新潮長篇新人賞を受賞、作家デビュー
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感想・レビュー
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粉の人。
1
美化されてないんだぜ…。「シアター!」とか「下北サンデーズ」とかには書かれてない、泥臭い感じが良く書かれてるんだぜ…。制作資金の数字とか、自分がいたとこの数字と丸かぶりだったもの。(…整理券が必要なほどの規模ではなかった点が違うけど)ほんと、こんなんなんだよ、夢のあるコトしてるのに夢がない暮らしになるんだよ、劇団暮らしって!!“芝居やってる自分が好き”とか「うわっ、言われた!!」って感じの描写が満載。芝居を辞めたばかりの私には、懐かしいような、切ないような…そんな一冊でした。2011/12/20
遠い日
0
041213【読書ノート】評価★★★★2004/12/13
same
0
52012/06/21
さたけ (仮)
0
【回想】とある劇団の、公演に至るまでの群像劇。珍しい丁寧語の地の文が印象的。2017/12/13