内容説明
暴力はどこまで許されるのか?PKOで派遣されたカンボジアの地で現地除隊した元自衛隊員。彼がそこで夢見た“正義”とは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takeshi3017
8
カンボジアを舞台に展開する冒険小説。人身売買や軍部・警察の腐敗、賄賂の横行、政治不信、広がるエイズ、暗躍するマフィア組織などアジアの闇を深く抉り、カンボジアの地で正義を求めつつも現実の壁に阻まれ、立ち尽くす日本人たちを描いている。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou10129.html2020/05/04
スナフキン
3
長編なのに本当に飽きずに面白く読んでたけど、ラストに近づくたびにスケールが壮大過ぎてハリウッド映画並みに・・・(笑) 話が大きくなってなんだか嫌気がさしてラストはぱらぱら読みで終了。2017/01/31
奥 清衡
3
並盛。
よっちゃん
2
そのためには不法も暴力もやむなしと船戸節炸裂 。 カンボジア 地雷撤去のための膨大な各国援助が政府上層部や政商の食い物にされている事情、人身売買・売春が国民経済、生活に組み込まれている悲惨、クメール民族の自治が中国人やベトナム人の経済、政治面の支配によって名ばかりに終わっている苦悩を克明に描き出す。ここまでキザに時代錯誤と思える男の生き方を吼えるのはいまや船戸与一ぐらいしかいないだろう。 その男臭さを堪能できる。待ってました!船戸!である。 ただ身近な国だけに手放しでいいのかな。 2003/07/06
max99
2
政治、警察 確かに信用できないけど、ここまで腐ってないと思う。スワイパーだって撲滅したらしいし、少しずつだけど浄化は進んでいると信じたい。2012/05/03
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- 和書
- 深夜隊 〈3〉