内容説明
盗んではいかん。―祖父と交わした約束は無残に打ち捨てられた…裏切られ嵌められ、身動きがとれなくなり、コカインとセックスに溺れる彰洋。そして終わりのときがやってくる―。残酷なまでに描き切った若き「持たざるもの」の一瞬の光芒。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuna Ioki☆
41
752-361-18 こういう作品を読むと誰を信用してよいのか分からなくなります^_^;私自身はバブルにあまり関係なく過ごしたので、こういう世界もあるんだろうなあという印象だが読みごたえはある。彰洋の憔悴っぷりが半端ない。。。一番したたかだったのはやはり麻美かなあ。2014/11/11
みかりん
7
バブル絶頂期。ディスコの黒服から地上げの仕事に。地価やや株が天井知らずで高騰してる時代。それぞれ自分が一番儲けようと、騙し、騙され。信じられるのは自分だけ。彰洋はこういう仕事をするのは向いてないな。こんな時代は続かないってわかってても抜け出せないんだろうな。馳さんだから、皆殺しだと思い、ハラハラしたけど違った〜。続編があると言う事でそれも読みます。2021/10/31
りちゃ
7
死者続出か?と勝手に想像していたのだが、そういう話ではなかった。あくまでも、金に取り付かれた者たち。投げ出してしまえば楽になりそうなものなのに、決して自分からは降りようとしない。滑稽ですらある。終わってみれば、薄っぺらい。2017/12/30
れお
7
復活祭を読む為に再読。上巻と違い後半は忘れてしまっている場面が多い。バブル期に誰がババを引くのか最後まで目が離せないしスピード感があるが、早紀があまりにも可哀想。2015/05/01
そうたそ
6
★★★☆☆ 感想は上巻にて。2020/07/25
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