内容説明
七十年前に七人の男が「村」を作った。島や大陸から貧しい者らが集まり、水掛ババアやインチキ牧師も現れた。父は金と女、大食で誰にも負けなかった。その村で「おれ」は生まれ育った。愛や快楽など無縁だ、祖国も家族もない―いったい「おれ」は誰なんだ。「チンゴロ村」の神話。倒錯した暴力と性―芥川賞作家・玄月の初長編。
著者等紹介
玄月[ゲンゲツ]
1965年大阪市生まれ。大阪市立南高等学校卒業後、自営業を営みつつ、大阪文学学校にて同人誌を結成。「舞台役者の孤独」が98年下半期同人雑誌優秀作として「文学界」平成10年12月号に転載され、注目を集めた。「おっぱい」が第121回芥川賞候補作となり、「蔭の棲みか」で第122回芥川賞を受賞
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