内容説明
この世を生きぬくために、人は記憶を変容させ、物語を紡ぐ。芥川賞作家が挑む「心」というミステリー。人工透析を続ける妻の孤独、夫婦の愛を問う「ピュア・スキャット」併録。
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年福島県三春町生れ。慶応義塾大学中国文学科卒業。様々な職業についたのち、27歳で出家。京都の天龍寺専門道場にて修行。現在、臨済宗妙心寺派、福聚寺副住職。デビュー作「水の舳先」が第124回芥川賞候補作となり、「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞
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