内容説明
領地を、権力を守るために権謀術数を駆使した武将たち。時には我が子、兄弟までを手にかけねばならなかった。苛烈な戦国時代を武田信虎、信玄の親子を通して描く傑作歴史小説。
著者等紹介
吉田十駕[フルタジュウガ]
昭和24(1949)年生まれ。兵庫県出身。大学を中退後、書店に勤務しながら歴史小説の習作を書き始める。現在は執筆に専念
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感想・レビュー
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BIN
1
信虎が信玄の母を娶ったときから第4次川中島合戦まで。タイトルどおり合戦がほとんど。信虎で半分ぐらい書いているし、信玄の最初の嫁のことも陰謀込みで書かれているのは小説としては珍しいのでは。信虎が戦ばかりして圧政をしいたが、なんとか苦労して甲斐を統一したおかげで後の信玄の快進撃が生まれたのがよくわかる。この小説では板垣信方さまさまである。第4次川中島合戦が終えた直後に唐突に終わるので非常にすっきりしない。2012/06/01
吉川元春
0
武田信虎と大井夫人の結婚〜第四次川中島までの武田家。後半は駆け足な感じでした。2024/10/04