内容説明
今年もイブが近づいて、恒例のサンタクロース会議が開かれます。その年から新たに加わることになったサンタは何と女性。女性サンタを認めるかどうかで会議は大騒ぎに…。
著者等紹介
東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年大阪生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、1985年「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞。1999年「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞
杉田比呂美[スギタヒロミ]
1959年東京生まれ。絵本、本の挿絵など多数を手掛けるイラストレーター。不思議な透明感のある画風に定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
229
東野圭吾さんが2001年に書かれた非ミステリーのクリスマス絵本です。伊坂幸太郎さんの「クリスマスを探偵と」とはまた違ったタイプの心温まる一冊ですね。これは冗談ですが、サンタクロース会議をテレビで生中継したら「朝まで生テレビ」になって司会の田原総一郎サンタが出て来て理屈っぽい論客サンタ達を相手にああだこうだと議論を重ね結論が出ずに夜が明ける放送終了時間まで延々と喋り続けるのでしょうね。サンタクロースは基本的にはみんな善良な人達なので2016年のアメリカ大統領選みたいにならずに済んでめでたしめでたしでしたね。2018/11/11
❁かな❁
197
クリスマス前なので読んでみました*東野圭吾さんの絵本を読むのは初めて!毎年恒例のサンタクロース会議。新しいメンバーが発表され、なんと初めての女性。女性のサンタは認めるかどうか話し合う。絵本なのでほのぼのした絵があり、文章も少なめだけど、さすが東野圭吾さん。性差別、人種差別についても考えさせられる。大人向けな感じだけど子供に読み聞かせして親子で女性のサンタさんってどう思う?とか聞いて話すのも楽しいかも♪メッセージ性もあるけど絵本なので優しく穏やかな雰囲気でラストは、とってもハッピーでほっこりできて良かった♡2018/12/23
kaizen@名古屋de朝活読書会
183
サンタ協会のアメリカ支部では, 次期代表を女性にするという。 これまでに, 黒人のサンタが顔の色で, オセアニアのサンタが,ポロシャツとサーフボードで, アフリカのサンタが赤ではなく緑色で それまでの定型とは違う例外を認められて来た。 最後に,女性のサンタを認めるときがきた。 好感がもてる筋書きです。 日本のサンタがちょっと軟弱なのは,ご愛嬌かも。2011/10/10
ナイスネイチャ
175
図書館本。作者で選びました。東野さんが書くとこんな感じ?ほっこりした内容でした。2014/11/11
takaC
172
挿絵が、良い。2007/06/02